メシマコブは学名を「フェリナス・リンテウス」Phellinus Linteus Aoshimaと言います。
日本では、九州の男女群島の女島(メシマ)で多く採取されたことから、メシマコブの和名が付けられました。形状は、サルノコシカケに似ています。
菌傘は木質、偏半球あるいは、馬蹄形をしており、柄や模様はなく、幹に直接寄生しています。大きさは、8〜12cm、傘の厚さは1.5〜10cm程度になります。
色は浅褐色から暗褐色、あるいは黒色までと幅があります。
メシマコブの味は甘辛く、無毒のキノコです。生育地は、温帯地方で幅広く分布しますが、限られた場所にわずかにしか生育しない貴重なキノコです。
また、メシマコブを人工的な栽培するということになると菌糸の生育が遅く、栽培、培養が非常に難しいキノコなのです。