メシマコブのプロジェクトでは、人工栽培ではなく菌糸体培養の方法をとられました。
メシマコブは菌株により薬効に大きな差があるため、世界各国からメシマコブを集め、その中から韓国より採取した2種類の菌株に高い抗ガン作用を発見し、「PL2」「PL5」と命名し、それを標準株にすることにしました。
しかしながら、メシマコブの人工大量培養の技術を確立するために10年の歳月を費やしました。
韓国新薬は、メシマコブの培養菌糸体PL2、PL5の熱水抽出物から「メシマキャプセル」という医薬品を開発、 1993年に韓国厚生省より医薬品としての許可を受けました。
このメシマコブの研究結果に対し、1998年に韓国のノーベル賞にあたる「茶山賞」を韓国新薬と基礎研究にあたったユウ先生に送られています。